鹿肉は、普段私たちの食生活の中でなじみがない食肉です。
しかし、実は日本では鹿肉は「もみじ肉」と呼ばれ、昔から食されてきました
近年鹿肉は、その優れた栄養が見直され、介護食やアスリートの食事に応用されています。
そんな鹿肉は、人間だけでなく犬の食材としても適しているのをご存じでしょうか?
本記事では、犬に鹿肉をオススメする理由を5つご紹介します。
この記事はこんなことを考えている方におすすめです。
- 犬に鹿肉をおすすめする理由を知りたい
- 安心した鹿肉はどういったものか知りたい
- 鹿肉の与え方を知りたい
鹿肉はなぜ犬にオススメなの?
・鹿肉は栄養の宝庫!
こんな子にオススメ!⇒体力が低下したわんちゃん、病後、産後のわんちゃんに
鹿肉はアミノ酸、たんぱく質、ミネラル、ビタミンB群を豊富に含んだ栄養のある食材です。
末梢神経の傷を治す効果のあるビタミンB12は豚肉や鶏肉の2倍以上
皮膚や神経を健康に保つ働きをするビタミンB6は羊肉の4倍以上
血液の成分になる鉄分は豚肉の5倍以上と、他の食肉に比べて良質な栄養素が豊富に含まれています。
ビタミンB2 | ビタミンB6 | ビタミンB12 | 鉄分 | 脂質 | |
鹿肉 | 0.32mg | 0.55mg | 1.5mg | 3.4mg | 5.2g |
豚肉 | 0.23mg | 0.28mg | 0.5mg | 0.6mg | 19.2g |
イノシシ肉 | 0.29mg | 0.35mg | 1.7mg | 2.5mg | 19.8g |
牛肉 | 0.17mg | 0.35mg | 1.4mg | 2.0mg | 25.8g |
鶏肉 | 0.23mg | 0.17mg | 0.5mg | 0.9mg | 19.1g |
七面鳥 | 0.24mg | 0.72mg | 0.6mg | 1.1mg | 0.7g |
羊肉 | 0.26mg | 0.12mg | 2.0mg | 2.2mg | 17.1g |
馬肉 | 0.24mg | 0.02mg | 7.1mg | 4.3mg | 2.5g |
また、動物肉にもかかわらず、青魚に多いDHA(ドコサヘキサエン酸)が多いのも鹿肉の特徴です。
DHAは、体内の炎症を抑えたり、筋肉の疲労をやわらげる効果があるといわれています。
そのため、鹿肉は産後や病後の犬や、加齢や体力の落ちた犬にぴったりの食材です。
ぽっちゃり犬のダイエットに!鹿肉は高たんぱく、低カロリー
こんな子にオススメ!⇒太り気味、ダイエットをしたい子に
鹿肉は非常にダイエットに適した食材です。
ダイエットを成功させるには、筋肉の元となる良質なたんぱく質の摂取と、カロリーを適度に制限することが大切です。
鹿肉は牛肉よりも多くのたんぱく質を含み、なのに脂質は牛肉の半分、とてもダイエット向きの食材なのです。
人間でも、鹿肉は厳しい体調管理を求められるアスリートやスポーツ選手の食事にも取り入れられ、注目を集めています。
そのため、体重を落としたいわんちゃんにもぴったりの食材といえます。
カロリーKcal/100g | たんぱく質 | 脂質 | |
鹿肉 | 147 | 22.6g | 5.2g |
豚肉 | 253 | 17.1g | 19.2g |
イノシシ肉 | 268 | 18.8g | 19.8g |
牛肉 | 317 | 17.1g | 25.8g |
鶏肉 | 253 | 17.3g | 19.1g |
七面鳥 | 106 | 23.5g | 0.7g |
羊肉 | 233 | 17.1g | 17.1g |
馬肉 | 110 | 20.1g | 2.5g |
鹿肉を食べてツヤツヤの毛並みに!
こんな子にオススメ!⇒被毛にツヤがない、抜け毛が気になる子に
鹿肉は毛づやがない、毛がパサついているなどのお悩みを持つわんちゃんにオススメです。
犬の毛づやが悪くなる原因はストレスや老化、ブラッシング不足など様々な原因がありますが、栄養の偏りが一因といわれています。
被毛を作るのに欠かせないたんぱく質や栄養素が不足すると、艶がなくなり抜け毛が増えやすくなります。
鹿肉は良質なたんぱく質や栄養素、脂質を含んでいるため、美しい毛並みを作るのにぴったりな食材といえます。
思わずおかわり!鹿肉の高い嗜好性
こんな子にオススメ!⇒好き嫌いが多い・食欲が落ちている子に
鹿肉は嗜好性の高い食肉といわれています。
嗅覚の鋭い犬は、見た目や味・食感よりも、臭いで嗜好性を決めています。
明確なデータはありませんが、鹿肉は食の細くなった犬や猫でも比較的食べてくれるという意見が多く、嗜好性が高い食材として知られています。
そのため、好き嫌いが激しい、または食欲不振の犬などにオススメです。
(参考サイト:DCドッグフード研究所)
鹿肉は低アレルギー食品、一度はトライしてみてほしい
こんな子にオススメ!⇒アレルギーを持っている子に
鹿肉は食物にアレルギーを持っている子に一度は試してみてほしい食材です。
なぜなら、鹿肉は牛肉に比べて低アレルギー食品と言われているからです。
その理由としては、アレルギーは食べたことがない食品よりも、よく食べる食材に対して起きることが多いといわれています。
日本では日常的に鹿肉を食べる機会が少ないため、犬も接触機会がないケースがほとんどです。
加えて、鹿肉にアレルギーがでにくい理由として、野生で育った鹿は抗生物質やホルモン剤を含んでおらず、アレルギーの原因になりにくいのではないかともいわれています。
そのため、鹿肉でアレルギーが絶対に出ない、ということは言えませんが、他の食肉よりもアレルギーが出にくいのではないかといわれています。
(参考サイト:公益社団法人 日本獣医学会Q&A)
・鹿肉を選ぶ際の2つのポイント
ここまで鹿肉がなぜ犬におすすめなのか、その理由をお伝えしてきました。
次の項目では、安全な鹿肉フードを選ぶうえでのポイントをお伝えします。
安全な食材を使用している
ペットの食材を選ぶうえで、安全性は非常に重要です。
品質がわからないものを大切なペットに与えるのは不安になりますよね。
そのためには、鹿肉の安全性についてきちんと気さがあるもの、もしくはヒューマングレードのものを選ぶようにしましょう。

ヒューマングレード?聞いたことがないわ・・

ヒューマングレードとは人間と同じ高い品質管理、衛生基準で作られたフードのことなんです。
厳しい安全基準をクリアしたヒューマングレードの鹿肉を選ぶことで、安心にペットに与えることができます。
添加物・抗生物質・ホルモン剤のような薬品を使っていない
抗生物質やホルモン剤などの化学薬品はアレルギーの一因となることがあります。
基本的に野生のシカを使用している鹿肉は、そのような薬剤を含むことはありません。
しかし、製造過程や生育過程で余分な添加物が加えられていないことが、きちんと記載されているメーカーを選ぶと安心です。
まずは試してみたい、鹿肉が手軽に試せるショップをセレクトしました。
ここからは、実際に安全性がきちんと記載されているオススメの鹿肉メーカーをご紹介します。
しかし、鹿肉が初めての場合、食いつきや体調変化が気になる飼い主さんも多いですよね。
そのため、初回にお得なセットを用意しており、1回のみ、もしくは定期解約がいつでもできるショップを2つセレクトしてみました。
いつものフードにトッピングするならこれ!
いつも食べているフードにかけるタイプの鹿肉トッピングフードならベニソンがオススメです。
ベニソンは淡路島産の鹿肉を使用した会社で、新聞やテレビ、ラジオといったメディアでも取り上げられることが多いメーカーです。
天然の鹿肉を100%使用し、人間のレストランも使用する衛生基準のしっかりした施設で処理をしています。
ベニソンは処理の段階で、鹿肉を急速冷凍を行うことで風味を損なわず、新鮮な状態でペットに与えることができます。
またヒューマングレードの記載もあり、安全性もしっかりしているようです。
また、こちらのベニソンは初回は250g×2パックで送料無料980円のお試しセットの購入が可能です。
定期便では10%オフや鹿肉ジャーキーがもらえるお得な特典もあります。
しかし初回セットの購入のみでも、休止や解約がいつでもできるので、一度鹿肉を試してみたいという方には初回セットがお得です。
支払い方法:Amazon Pay、クレジットカード、代引き、スコア後払い
フードならこれ!

超熟成はオオカミ祖先に持つ犬が本来の生命力を取り戻し、健康に長生きができるよう獣医師が監修した国産鹿肉ドッグフードです。
野生の鹿肉をメインに、保存料無添加、厳選した10種類の素材を使用してアミノ酸、たんぱく質、炭水化物をバランス良く配合してます。
ドッグフードの加工も信頼性の高い製造工場で行っており、安全性にも配慮されているのが伝わります。
超熟成も、初回のみお得な300gパックが送料無料1000円で試せるサービスがあり、食いつきや粒の大きさなどを確認することができます。
支払い方法:Amazon Pay、クレジットカード、NP後払い
配送方法:ネコポス
鹿肉ご飯の始め方
犬に鹿肉をあげる際、いきなり大量の鹿肉を与えてしまうと、腸が驚いて下痢をおこすことがあります。鹿肉をあげる際には少しづつ量を増やしていくことが必要です。
では、どのくらいの量から始めればいいのでしょうか?
こちらで解説します。
ベニソンのようなトッピングタイプのフードの場合
ベニソンのHPによると、フードにかけるトッピングの場合は、いつものフード量の10~20%を鹿肉に置き換えることを推奨しています。
また、初めて生食をする犬は少し香ばしく焼いてから与えるのがオススメのようです。

(ベニソン公式サイトより)
超熟成のようなフードの場合
超熟成のようなフードの場合は、メインのフードとして切り替えていただいて問題ないようです。
超熟成の公式サイトでは体重ごとの給餌量を簡単に計算できるこちらのフォームが用意されており、非常に便利です。
下の画像は例として体重5kgの犬を元に計算しました。

まとめ
この記事では鹿肉を犬にオススメする理由を以下の5つのポイントについて解説しました。
栄養が豊富
ダイエットに向いている
毛づやに良い成分が含まれている
嗜好性が高い
アレルギーになりにくい
鹿肉は犬にとって、非常に相性が良い食材であることがおわかりいただけたでしょうか。
鹿肉を毎日のごはんに取り入れて、楽しく元気に過ごしたいですね!